巨人・菅野いよいよ復帰も再び相棒問題

2019年06月08日 13時00分

投球練習の女房役を務めた炭谷と話し込む菅野(右)

 いよいよエースが帰ってくる。腰の違和感で出場選手登録を抹消されている巨人・菅野智之投手(29)が7日、ロッテ戦を控えた本拠地・東京ドームのマウンドで投球練習を行った。順調なら9日の同カードで戦列復帰する。そこで注目となるのが、誰とバッテリーを組むか。この日の投球を受けたのは炭谷銀仁朗捕手(31)で周囲はにわかにザワつき始めている。

 全体練習前の東京ドームが張り詰めた空気に包まれた。原監督やコーチ陣、球団の背広組も集結するなか、菅野は5月21日の抹消以来、初めて本拠地のマウンドに立ち、変化球も織り交ぜ58球。投球後は「悪くなかったです。(上半身と下半身のスムーズな連動も)大丈夫です」と言葉少なだったが、指揮官は「いい階段を上っているなというふうに思っています」と復調への手応えを口にした。

 チーム事情としては一日も早い復帰が望まれるが、宮本投手総合コーチが「(故障した)箇所が箇所だけに」と言うように9日に先発させるかどうかは、8日の状態を慎重に見極めて判断する。

 いずれにせよ、復活へのステップを踏んだことは間違いない。注目は菅野の投球を受けた捕手サイドにもある。水野投手コーチによれば、ブルペンではなく本番のマウンドを使用したのは「実戦を想定したい」との菅野の希望だったという。

 その状況でこの日、投球を受けたのは炭谷。今季、菅野が登板した全8試合でバッテリーを組んできた小林は遠巻きに投球練習を見守るだけだった。菅野が抹消となる直近2試合は6回5失点、6回途中10失点と炎上。復帰登板とともに、いよいよ同学年コンビにもメスが入るのか…。相川バッテリーコーチは「僕は小林―菅野に勝るバッテリーはないと思っていますけど」とした上でこうも話した。

「どんな形でもチームが勝ち、菅野がいい投球をすることが自分たちの目指すところ。菅野が誰だったら投げやすいというのはもちろんあるでしょうけど、それとこれは話が違うんで。やってみないと分からないこともたくさんある。(小林でなければいけない?)というのは、ないです」

 オープン戦では“スガコバ”が3戦でバッテリー防御率0・75と相性のよさを存分に発揮。2戦で同10・50の“スガスミ”を圧倒し、開幕バッテリーも勝ち取ったが…。ここへきて炭谷が逆転するのか、気心知れた小林で仕切り直すのか。指揮官の決断が注目される。