マジメな阪神ジョンソンに”手抜きのススメ”

2019年06月08日 13時00分

試合前に月間MVPの表彰を受けるジョンソン

 阪神が7日の日本ハム戦(甲子園)を2―3で落とし3位に後退した。8分間の中断を挟むなど降雨による難しいコンディションのなか、3失点すべてに失策が絡む守乱連発で敗戦。矢野監督は「グラウンドの状況はあるが、それでオッケーということにはならない。(先発の)西に申し訳ない」と肩を落とした。

 ただ、敗戦以上に痛いのが開幕から「8回の男」として28試合に登板し、防御率0・64をマークするピアース・ジョンソン投手(28)の戦線離脱だ。前日のロッテ戦で休養を与えられていたが、蓄積疲労を考慮されこの日登録抹消。故障ではなくあくまでリフレッシュ休暇とあって本人は「これだけの期間でこれだけの登板数をこなしたのは初めて。投げていてしっくりこない部分もあるし、ボールもいい時ほどのキレがない。しっかり休んで100%の状態で戻ってきたい」と最短での復帰を誓った。

 矢野監督も「チームがこの位置にいられるのもジョンソンのおかげ。ここで時間を取って、また帰ってきてくれればいい」と気を使うが、周囲は助っ人右腕に“手抜きのススメ”を説く。「本当に真面目。普段の練習量は半端ではなく、他の選手のいいお手本になっている。走る量は若手以上かもしれない。ただ、ジョンソンとしては必要に感じて取り組んでいるのかもしれないが、やり過ぎのところもある」(チーム関係者)

 本人も言うように中継ぎの柱としてフル回転するのは初の経験で今までにない心身の疲労を感じている。その上、練習も若手以上にハードに取り組めばオーバーワークになりかねない。そこで程よい“手抜き”を推奨しているのだ。いまやチームに欠かせぬ存在のジョンソンだが、年間を通じて戦うのためのノウハウを身に付けたいところだ。