中日・与田監督のジェントル化がナインに良からぬ影響!? “疑惑の判定”にも冷静に対応

2019年06月07日 16時30分

リプレー検証に泣かされた与田監督(左)

 中日が6日のソフトバンク戦(ヤフオク)に4―6で敗れ、今季初の5連敗。借金は今季ワーストの9まで膨らんだ。

 8回の“疑惑の判定”が明暗を分けた。表の攻撃で本塁クロスプレーでアウトの判定に与田監督はリクエストを要求。走者・大島の手が捕手・高谷のタッチをかいくぐり、先に本塁をタッチしたかのようなリプレー映像が場内に流れたが、判定は覆らず。ベンチでは村上打撃コーチが怒声を上げ、伊東ヘッドコーチも「セーフだよ!」のジェスチャーをするなどベンチ内が一時騒然となったが、指揮官は表情を崩すことはなかった。

 一方、その裏の本塁クロスプレーはアウトと判定されたが、こちらはリプレー検証の結果、セーフとなった。エキサイトした伊東ヘッドや波留打撃コーチらが声を荒らげたため、審判団と一触即発状態となったが、与田監督は割って入る形でこれを収めた。

 試合後も村上コーチは怒りが収まらず「あれはセーフでしょう。それをああいうふうに判定されたらビデオ判定する意味がない。あれでは野球にならない」と納得いかない表情だった。

 試合後こそ指揮官は「俺もセーフに見えたので、あのジャッジにはびっくりした。当然覆らないことだけど、非常に重たい問題、大事なプレーだと思う」と不信感をあらわにしたが、チーム関係者は「判定がおかしいと思ったなら、あそこはたとえ退場(リプレー検証の結果に抗議をしたら退場となる)になったとしても与田監督が率先して猛抗議してほしかった」と漏らした。

 与田監督は4月によそ見をしていた審判が判定をした件で試合中に激高し、球団がNPBに意見書を提出する事態となった。その際「あれで俺が怖い人みたいにみんなに思われるようになってしまった」とイメージを気にする発言もあった。前回の一件を思い出して必死に怒りを押し殺したのかもしれないが、今回の“ジェントルマンぶり”がチームの士気に影響しなければいいが…。