阪神 二軍落ちでもヤル気にさせる「矢野面談」高山ら“這い上がり組”がいい働き見せるワケ

2019年06月06日 16時30分

生還した梅野を迎える矢野監督(左から2人目)

 阪神が5日のロッテ戦(ZOZOマリン)を4―5で落とし、連勝は2で止まった。1点を追う9回、一死三塁のチャンスで高山が放った左翼への打球が好捕され、飛び出していた三走・植田が戻れずに併殺で試合終了。まさかの幕切れにも矢野燿大監督(50)は「あそこは俺がそういう(当たりゴーの)サインを出していた。最後はああいう形になったが、俺の責任。みんなよくやってくれた」と選手たちをねぎらった。

 この日は敗れたものの、チームは投打ともに好調を維持。なかでも高山ら二軍からの“這い上がり組”がいい働きを見せている。その裏にあるのが今季から導入された首脳陣による二軍行きとなった選手への“個人面談”だ。清水ヘッドコーチは「ファームに行くことになった選手とは今後、何をすべきか話し合うようにしている。どうしていいか分からずに腐ってはいけない。やるべきことを明確にしてあげれば、二軍で前向きに取り組むことができる」と説明。必ず矢野監督や清水ヘッドが二軍行きの理由や課題をきっちり説明することで選手をヤル気にさせているという。

 矢野監督はこれまでも開幕二軍スタートとなった選手に自ら連絡を入れ、フォローするなどファーム選手への気配りも徹底しているが、この個人面談もその一環。チーム関係者が「監督は時間が合うときは必ず鳴尾浜の試合も視察に行っているので、ファームの選手のモチベーションが高い」と話すようにウエスタン・リーグでは2位・広島に5ゲーム差(5日現在)をつけて断然の首位を走っている。

 この日も開幕から一軍帯同が続いていた中谷が今季初めて二軍行きとなったが、これも奮起を期待してのもの。今後も“選手ファースト”で快進撃といきたいところだ。