日本ハム・吉田輝が二軍炎上も昇格の謎 荒木二軍監督が評価した“それだけの真っすぐ”

2019年06月06日 16時30分

12日の広島戦でデビューすることが決まった吉田輝

 日本ハムのドラフト1位ルーキー・吉田輝星投手(18)が、12日の広島戦(札幌ドーム)でプロ初登板初先発することが決まった。栗山監督が5日、「来週の水曜日に先発させる。チームにどうしても先発投手が欲しかった」と明かした。

 吉田輝は4日に巨人との二軍戦に先発し、3回6安打6失点だったが、栗山監督は「戦う姿勢は崩さなかった。体の調子を確認して、大丈夫そうだった。それだけの真っすぐになっていると荒木二軍監督も言っている」と、当初の予定通り昇格させることを決めた。

 それにしても二軍で打ち込まれたばかりなのに、一軍で通用するのか。そして荒木二軍監督が栗山監督に報告した「それだけの真っすぐ」とは、どれほどのものなのか。

 荒木二軍監督を直撃すると、吉田輝の「真っすぐ」には、独特のタイミングがあるという。

「彼は走者を出してからの間合いの取り方がいい意味で独特なんだよ。投球の間隔だったり、けん制だったりが非常にうまい。そうすると必然的に打者もタイミングをずらされるから、直球だけでも抑えることができている」

 さらには「これを意識してできるタイプと、無意識にできるタイプと2つあるんだけど、彼の場合は後者だと思う。きっとプロ入り以前からの教えが良かったんだろうね。こちらとしてはその部分で教える必要がないから、ほかのことに時間を充てられるから助かってるよ」とも付け加えた。もちろん吉田輝にとっての「真っすぐ」は生命線。その直球は同じテンポで投げ込まれることはなく、同じ真っすぐでも微妙にタイミングをずらされてしまう…。そうした投球術が一軍でも通用すると判断されたからこそ、今回の昇格につながった。果たしてどんな結果が出るのか、注目だ。