ソフトバンク・松田 「フライボール革命」アゲインが好調の要因

2019年06月05日 16時30分

初回にソロ本塁打を放つ松田宣

 ソフトバンク・松田宣浩内野手(36)が捲土重来の活躍を見せている。開幕から全試合出場中で4日の中日戦(ヤフオクドーム)では初回に11号ソロを右翼スタンド席へ運び、6―4の勝利に貢献した。

 今季は10試合以上の連続安打を2度マーク。無安打が続いたのは前カードの楽天3連戦がワーストで大きなスランプがない。ここまで打率2割7分3厘、11本塁打、31打点(4日時点)。安定した働きに森ヘッドコーチも「開幕から本当に良くやってくれている」と36歳の逆襲に目を細めている。また、松田宣を監督時代から見届けてきた王球団会長も「飛距離が伸びているし、今年の松田は非常に状態がいい」と太鼓判を押す。

 昨季は不振でスタメン落ちするなど「ポスト松田論争」が顕著化する悔しいシーズンを過ごした。だが、今季は不調期間が短く絶対的レギュラーの地位を取り戻している。要因は何か。本紙の直撃に松田宣は「15年と16年型に近い打ち方に戻したんです。僕はブームになる前からフライボール革命を取り入れていた」と、ともに自己最多となる35本塁打、94打点の好成績を残した2015年の打撃に戻したという。

「でも、フライを意識するあまりにポップフライも増えてしまった。それで17年と18年は、強くて低い打球を打つ意識に変えた。すると、今度は右肩が早く出てしまうことでゴロの凡打が増えた。その両方の反省点を踏まえて、今年はもう一度フライを打つイメージでやっている。右肩が残っている分、逆方向へ大きな打球が増えているし、率もついてきている」(松田宣)

 この日の一発も「打った瞬間という手応え」という納得の内容だった。失敗から学び「フライボール革命」再挑戦中の松田宣。ブラッシュアップした新打法で復権を遂げようとしている。