阪神・原口が大腸がん手術から復活 パワー&脚力健在の裏に周囲仰天の食欲が

2019年06月05日 16時30分

適時二塁打を放った原口は二塁へヘッドスライディング

 大腸がんから復帰した阪神・原口文仁捕手(27)が4日のロッテ戦(ZOZOマリン)で代打適時二塁打を放ち、存在感をアピールした。9回、一死三塁の場面で大歓声を受けながら打席に入ると、左翼フェンス直撃の二塁打。復帰初戦で劇的な一打を放った原口は「一軍は素晴らしい舞台だなと改めて思った。これを続けてたくさんのメディアの方にも全国に発信していただいて、前向きに頑張っている皆さんのためにもこれからも僕も頑張ります」と誓った。

 原口の完全復活にチーム内も大興奮だ。矢野監督は「みんながフミ(原口)の舞台をつくってくれてフミ自身が結果を出してくれた。すべてがドラマとか映画のような感じだった」と振り返り、一発を含む3安打3打点で花を添えた糸井も「感動しました。本当にすごいことやと思う」と口にした。

 手術からわずか4か月あまりでの一軍昇格。異例の早期復帰の裏には周囲も目を丸くする“食べっぷり”があったという。チーム関係者は「こっちが驚くくらい食欲旺盛。あれだけの病気をしたのに他の選手と同じくらい食べられること自体がすごい。原口本人のなかに『しっかりした姿を見せたい』という思いがあるのだろう」と証言する。

 大腸がん手術後は患部に負担をかけないよう食事量を徐々に増やしていくなど気を配る必要があるが、現在はほとんど以前の量を食べられるようになってきているという。その成果か、この日はあと数メートルで柵越えという大飛球&ヘッドスライディング披露と大ハッスル。手術前と変わらぬ力強さと脚力を見せつけた。

 復活の第一歩となった原口。今後も見る人を勇気づける活躍といきたいところだ。