ソフトバンク三笠GM スチュワートは契約満了前提「望めば帰れるというようなものはない」

2019年06月03日 18時54分

入団会見を行ったカーター・スチュワート

 全米ドラフト上位指名候補ながらソフトバンク入りしたカーター・スチュワート投手(19)が3日、福岡市内で入団会見に臨んだ。両親も見守る中、背番号2のユニホームに袖を通し「日本で一番いい投手になりたい」と抱負を語った。最速157キロを誇る剛腕は、ゴルフ選手として大学から勧誘を受けた過去もあるなど、身体能力の高さは折り紙つきだ。

 昨年全米ドラフト1巡目(全体8位)でブレーブスから指名を受けたが、手首の懸念が判明して契約合意に至らなかった右腕は、ソフトバンクと6年総額推定7億7000万円の大型契約を結んだ。

 日本行きという決断について「2、3か月ほど考えて悩んだ。家族や彼女と離れるのは大変。言葉や文化の違いも最初は大変だと思うが、学んでいければいい」と振り返ると「質の高い野球をやって、日本で一番の投手になりたいと思っている」と意気込んだ。

 球団も契約期間内は全力でサポートすることを約束。三笠ゼネラルマネジャーは「契約の中に本人が望めば帰れるというようなものはない」と強調した上で、契約満了後について「その時にウチがさらに世界的な球団となっていて、魅力的なオファーを出せれば」と、早くも6年後の争奪戦を意識した発言も飛び出した。

 今年の全米ドラフトでも上位候補と目された右腕。メジャープロスペクトたるゆえんは、その抜群の身体能力に裏づけられる。投げるだけではなく、打っても「高校時代は26試合で10本のホームランを打ったよ」と告白した。

 さらに「バスケットボール、サッカー、ボーリング、卓球、ゴルフといろいろやっていたよ。ベストスコアはボーリングが246、ゴルフが65」と、野球以外の競技でも抜群のセンスを誇ることを明かした。

 特に3歳から始めたゴルフはドライバーで360ヤードを飛ばし、大学から特待生として勧誘を受けたほど。「日本にもゴルフクラブを持ってきたよ。趣味だからね。将来的な競技転向? 引退したら考えるよ」と笑ったが、他競技での非凡な才能が右腕の身体能力の高さを物語っている。

 5日から福岡・筑後市のファーム施設で始動する予定で「2~3週間あれば試合で投げる準備はできる。今年中に一軍に上がれればいい」と語った。