巨人・阿部 400本塁打達成も交流戦でのDH激減!?

2019年06月03日 16時30分

通算400本塁打記念Tシャツを着る阿部(手前)と原監督(左)

 巨人が2日の中日戦(東京ドーム)に、坂本勇人内野手(30)の2打席連続本塁打などで3―1で勝利した。4日からはいよいよ交流戦がスタートするが、パ球団の本拠地で採用される「DH」は誰が起用されるのか。1日に史上19人目となる通算400本塁打をマークした阿部慎之助捕手(40)の出番かと思いきや、チーム内の空気はどうやらそうでもないようで…。

 前日の阿部の400号&坂本勇の一打でサヨナラ勝ち、そしてこの日のキャプテン2連発と、これ以上ないムードで交流戦に突入することになった原巨人。この流れで交流戦の指名打者は阿部が務めることになるのかと思いきや、試合後の原監督は「DHというね、(パの)本拠地の場合はですね。その場合は少し最善策を考えながら使っていきたいと思います」と「阿部DH」を明言しなかった。

 昨季の阿部は、交流戦の敵地9戦中7戦で「DH」として先発出場した。だが、今季は一塁コンバートされたばかりの大城や、ゲレーロ、ビヤヌエバなど守備に不安のある選手がほかにもいる。坂本勇をDHで休ませる試合もつくりたいという事情もあるようで、吉村打撃総合コーチは「阿部はもちろん候補の一人だけどDHは相手投手も見て判断する。その時点の最強打線を組んでいく」と話した。

 今季の阿部は打率3割1分8厘と打棒に衰えはないものの、昨季は交流戦前、7試合あったスタメン出場が今季はゼロ。もっぱら“代打屋”としての存在感を示している。それだけに、首脳陣の中には「勝負どころで慎之助が代打で出てきた時の球場の盛り上がりは、他の選手にはない」と、これまで同様、代打の切り札として残しておくメリットを強調する声もある。

 前日のメモリアル弾こそ「(本塁打を)ちょっと狙っちゃおうかなと思って(打席に)入った」と明かした阿部だが、内田巡回打撃コーチによると「慎之助は今は丸のフォームを参考にして、コンパクトにスイングして確実性を高めていると言っていた」と、現在は確実性重視のスタイルにシフトチェンジ。それもこれも勝負どころできっちり決める、代打屋としての役割を自覚しているからこそだ。

 原監督も「(試合の)流れを変えてくれる」と、切り札としての起用を第一に考えており、今年の交流戦の「阿部DH」は激減することになりそうだ。