阪神が広島戦7―5で競り勝つ 本紙専属評論家・大下剛史氏は近本をキーマンに指名 「使い続けろ」

2019年06月03日 16時29分

2安打2打点と活躍した近本

 阪神が2日の広島戦(マツダ)に7―5で競り勝ち、同カードの連敗を6でストップした。

 2回に相手先発・アドゥワを攻め、先頭打者の梅野の4号ソロを皮切りに打者一巡の8安打を浴びせ、一挙7点。投げては先発のガルシアが、6回に突如崩れて5点を奪われるも、藤川ら鉄壁の救援陣が火消しに成功し、そのまま逃げ切った。

 負ければ首位広島とのゲーム差が6にまで開いてしまう“正念場”の一戦をものにした矢野監督は「今の広島は本当に強い。簡単に点を取らせてくれない先発陣が揃っているだけに、接戦をもぎ取っていくのが俺らの戦い方。すごく価値のある勝利だった」と語った。

 そんな阪神の今後の戦いぶりで、本紙専属評論家の大下剛史氏がキーマンに指名したのが、ドラフト1位・近本光司外野手(24)だ。

 この日も「1番・中堅」として先発出場し、2安打2打点の活躍をしたルーキーは「もっといいところで打てていれば試合が楽になった。チャンスに強くなれるように練習していきたい」と謙虚に振り返ったが、大下氏は「守備、走塁のセンスや打席での立ち居振る舞いには1年目とは思えないものを感じる。一流になる選手というのは粗削りでも、新人時代から光るものを見せるもの。近本にはそれが備わっている。賢さもあり、近年の阪神にはいなかったタイプ」と大絶賛した。

 その上で首脳陣には「阪神はセンターラインが積年の課題だったが、中堅に限れば近本が解決してくれるだろう。将来的にはチームを背負う選手になり得る。ただ、一人前にするためには、ベンチの我慢が鍵。近本にも今後必ず壁にぶち当たるときが来る。そのときにスタメンから外すのではなく“使い切る”ことが必要だ」と提言した。

 2位で交流戦を迎える矢野阪神。今後も近本を育てながら勝つことはできるか。