広島の月間20勝を導いた床田 投球より打撃が好き

2019年06月01日 13時00分

7回無失点と好投。今や左のエース格・床田

 広島は延長11回までもつれた31日の阪神戦(マツダ)に2―1で今季5度目のサヨナラ勝ち。4連勝で5月を20勝4敗1分けで終え、球団の月間勝利数記録を更新した。

 野間のサヨナラ打もさることながら、7回無失点の先発・床田寛樹投手(24)の好投も見逃せない。守護神・中崎が9回に追いつかれてリーグトップに並ぶ6勝目は逃したが、7回を投げ切ったのは4月27日のヤクルト戦以来で完全復調をアピール。「今日は良かったです。低めに(球を)集められましたし(回の)途中で交代せずに投げられたので」と満足そうな表情で話した。

 左ヒジ手術から見事に復活した床田には「自分が打って勝ちたい」という目標がある。もともと「投球よりも打撃の方が好き」で、チームに勝ちを呼び込む打撃に並々ならぬ意欲を燃やす。

 そのための準備も万全を期している。まずはバット。用具メーカーからもらったのは4番を打つ鈴木モデル。野間からも数本もらい、昨年までチームメートだった巨人・丸のバットも「丸さんのなら打てそうじゃないですか」と関係者を通じてゲットした。同級生の鈴木には時間を見つけては打撃のコツを聞くこともある。

 人気野球ゲーム「実況パワフルプロ野球(パワプロ)」でも打撃に一家言を持つ。打って勝ちたいとの強い思いから、床田がパワプロでチョイスするチームは強打のソフトバンク、西武、巨人。自身がよく使う選手は西武の森や秋山といったスラッガーだという。

 この日もプロ初安打はならなかったが、5回の第2打席で四球を選び、菊池涼の中前打で二塁から一気に先制のホームを陥れる好走塁を見せた。今や左のエース格となった床田は、投球だけでなく打撃にも貪欲だ。