きょう来日・ソフトバンクと契約のスチュワート投手入団ウラに“人の縁”

2019年06月01日 10時04分

 ソフトバンクと契約した昨年の全米ドラフト1巡目右腕、カーター・スチュワート投手(19=東フロリダ州立短大)が30日(日本時間31日)、カリフォルニアの代理人事務所で入団会見を行った。

 背番号は「2」に決定。スチュワートは「米国のアマチュア選手にとって一般的なことではないので(当初は)ビックリはしました。でも、考えれば考えるほど素晴らしい機会だと思った」と話した。

 絵を描いたのはやり手の代理人のボラス氏だったが、世界戦略を推し進めるソフトバンクが前例のない獲得に踏み切った。「以前に同じような話があったときもあったが見送った。今回のようなクリアな案件ではなかった。今回は迷いはなかったです。ストーリー(経緯)は間違っていない」(後藤社長)

 米メディアによると6年契約で総額700万ドル(約7億7000万円)以上の好条件で本人のメリットも大きい。まさに日米球界にとって歴史的な第一歩にもなったが、その陰には“人の縁”もあった。

「単純に条件の部分だけで決めたということではないと思いますよ。日本でプレーすることに関して本人のモチベーションがなければ意味がない。そういう意味では今回は縁というか、いい巡り合わせもあったということです」(球団関係者)

 スチュワートと家が近所で子供のころから野球塾で指導をしていたというのが、日本ではダイエー、楽天でプレーして、現在はソフトバンクの駐米スカウトを務めるマット・スクルメタ氏だった。当時はまさか1年後に入団することになるとは誰も知るよしもないが、昨年も球団フロントに「オレの教え子が今度ドラフト1位で指名されるんだ!」と誇らしげに話していたという。

 抜群のポテンシャルを誇るとはいえ、まだ19歳と若い。ソフトバンクは6年間をかけて育成していくことになる。「日本野球の良さを知っている人物が身近にいるのは大きいと思う」(球団フロント)。注目の右腕は今日1日に来日。3日に会見を行う。