日本ハム・清宮に緒方コーチからの“宿題”

2019年05月25日 13時00分

 右手有鉤(ゆうこう)骨の骨折で出遅れていた日本ハムの清宮幸太郎内野手(19)が24日の西武戦で一軍昇格し「7番・DH」で先発出場。3打数無安打1打点だった。相手先発・榎田に1、2打席は空振り三振と中飛に倒れたが、3点を追う6回無死満塁の好機に中犠飛をマーク。今季初打点を挙げた。

 清宮は「すごく充実した一日だった」と振り返ったが、戦列復帰しただけで喜んでいるわけではない。「もう少し貢献できたら。(犠飛は)前の方々が作ってくれたチャンスで自分はただのアウト。打点をつけてもらって皆さんに感謝です」と反省の言葉も口にした。

 借金2で5位に沈んでいる日本ハムは24日現在でリーグ4位タイの191得点。上位浮上には攻撃力アップが課題の一つとなっている。昇格即スタメンで起用されたことにも清宮への期待の大きさはうかがえるが、今後も出続けるとなると、クリアすべきことは多い。

 今季は二軍戦でも守備に就いておらず、DHでの出場のみ。緒方守備チーフ兼内野守備走塁コーチは「下半身に問題はないので捕球は大丈夫だけど、送球に関してはこれから強度を上げていく段階。今の出力は半分くらい」としたうえで「理想は交流戦前に守備に就けること。外野とはいっても遠投するわけじゃないし、ある程度の送球ができるようになれば一塁も左翼も守れると思う」と“宿題”を課す。

 チーム的にはDHは主力打者の守備負担を軽減するためにも使いたい。王柏融もDHでの起用がメインで、緒方コーチは「近ちゃん(近藤)たちもそうだし、翔(中田)も休ませないといけない」とも言う。清宮がスタメンに定着するためには持ち前の長打力だけでなく、守れるようになることも不可欠だ。