ソフトB 投手陣の目を覚ます黒船右腕スチュワート

2019年05月24日 16時30分

“黒船来襲”に鷹投がザワついている。米メディアでソフトバンクとの契約合意が報じられた昨年の全米ドラフト1巡目指名右腕・カーター・スチュワート投手(19)。無事に入団すれば僚友になる投手たちは早速、動画で投球をチェックするなど、米トップアマの実力を見定める動きが広がっている。一方では“訳あり説”まで浮上し、話題は尽きない。

 日米で注目の的となっている米トップアマ右腕を巡り、動きに進展があった。AP通信は23日、スチュワートが30日(日本時間31日)にカリフォルニア州南部で記者会見を開く予定であると報道。その席でソフトバンクとの契約合意を発表する可能性が高く、滞りなく手続きが進めばビザ発給後の6月上旬にも来日するという。

 正式に入団が決まれば心強いチームメートになると同時に、鷹投にとってはポジションを争う強力なライバルとなる。それだけにスチュワートへの関心度は高い。ある主力投手は「動画を見たけど19歳が投げる球じゃない」と目を丸くし、別の投手は「才能は本物。とにかく球がエグい!」と驚嘆。他にも「カット系のボールもあるのかな。それがすごくいいボールだなと思った」と細かくチェックしている選手もいた。

 まだプロでは未知数ながら「来年(一軍の)枠が1つなくなるかもしれない」と危機感を覚える選手がいたかと思えば、現在はリハビリ中のサファテが今季中に日本人枠扱いとなる国内FA権を取得する条件を報道陣に確認する選手まで。とにかく蜂の巣をつついたような大騒ぎだ。

 一方で、日本に来るにはそれなりのワケがあるのでは――といぶかしがる向きもある。昨年のドラフトでブレーブスに1巡目指名された後の身体検査で手首の問題が生じたこともあり「手首の件は大丈夫なんだろうか? 今は良かった時より球速も落ちているみたいな話も聞いている」「最初は日本のマウンドに合うかどうかもある。年齢的にも時間をかけて育成していけばいいわけだし、来てみてからの話でしょう」という現実的な声も上がっている。

 米報道などによれば着々と準備は進行中だが、まだソフトバンクから正式なアナウンスはない。それでも話題が話題を呼んでいるのは確かだ。前代未聞ともいえるソフトバンクのウルトラC補強による“スチュワート狂騒曲”は、そのインパクトの大きさを物語っている。