阪神・糸井3試合ぶりヒットが決勝打 常時「背水の陣」

2019年05月23日 16時30分

勝ち越し打を放った糸井

 阪神・糸井嘉男外野手(37)が22日のヤクルト戦(甲子園)で3試合ぶりの安打となる決勝打で復調をアピールした。同点で迎えた7回、二死三塁からハフのカットボールを中前に運び逆転打。続く大山の左前打では一塁からの激走でダメ押しのホームを踏んだ。

 お立ち台では「『糸井選手頼む!』という気持ちで打席に入りました! 声援に応えて勝ちにつながる一打が打ちたかったのでよかった」と超人節でファンを沸かせ、矢野監督も「打撃練習を見ていてもいい状態になりつつある。今日みたいな打撃をしてくれたら嘉男自身も乗っていける」と絶賛した。

 18日の広島戦での守備でフェンスに激突し、途中交代するアクシデントに見舞われたが、何事もなかったかのように先発出場を継続。その裏にあるのは“背水の精神”だ。

「投手から野手への転向を経験しているだけに、試合に出続けることに対する意識がすごく高い。あれだけの選手になっても、自分から休もうとすることはまったくない。その姿勢は若手も見習うべき」(球団幹部)

 糸井クラスになれば休養日を設けながらの出場もありのはず。しかし、主軸としての責任感と一寸先は闇というプロの厳しさを味わった経験から出場へのこだわりは人一倍なのだという。

 そのための努力も半端ではない。一昨年、右脇腹痛での戦線離脱から復帰した8月の遠征中には患部のケアのため名古屋から大阪へ単身とんぼ返りを決行したこともあった。次カードが神宮球場のため名古屋から東京へ直行する同僚たちを横目に人知れず名古屋↓大阪↓東京を乗り継いだのも出場へのこだわりから。

 今後も超人ぶりで大ハッスルといきたいところだ。