巨人 DeNAに完敗もゲレーロ6号弾&超美技“復活”は本物か

2019年05月23日 16時30分

超美技のダイビングキャッチを見せるゲレーロ。大ハッスルだ

 巨人が22日のDeNA戦(東京ドーム)で昨季6戦5敗の“天敵”東克樹投手(23)の前に6回途中1失点と抑え込まれ、1―5で敗れた。首位・広島との差は1・5ゲームとジワジワと広がり始めたが、湿りがちなG打線の中で二軍落ちから最短で昇格したアレックス・ゲレーロ外野手(32)は元気そのもの。完全復活したのか。

 前回、攻略したはずの昨季セ新人王にG打線がやり返された。ケガで出遅れた東の今季初登板となったDeNA戦(6日、横浜)では、3回2本塁打8得点でKO。だがこの日は6回途中1失点に抑え込まれると、リリーフ陣も打てず1―5で完敗した。

 4月21日以来、守ってきたセ首位を前日に広島に奪われるとこの日、広島が9連勝を飾りゲーム差は1・5と広がった。原監督も「主導権が握れないゲームでしたね。全員がやっぱり奮起しないと」と渋い顔。24日から東京ドームでの広島との直接対決を前に嫌なムードが漂ってきた。

 そんな中、ひとり気を吐いたのがゲレーロだ。2回に東の120キロカーブを捉え左翼スタンドに6号ソロを叩き込むと、4回二死二、三塁では左翼守備でダイビングキャッチの美技を見せた。4回の第2打席、6回の第3打席で2併殺も原監督は「まあまあ、そりゃ、打席に立ちゃあそういうこともありますよ」と助っ人をかばった。

 6日にビヤヌエバと異例となる助っ人同時二軍落ちも、二軍戦で3戦3発を放ち17日に一軍再昇格。当の本人は試合後、敗戦にも上機嫌で「いいスイングができた。低めの変化球をしっかり芯で捉えた。角度も良かった」と笑うと、好守に「守備は大丈夫」と胸を張った。

 復帰後、4戦で2本塁打。2年前の本塁打王が完全復調と見てもいいのだろうか。チームスタッフによると「二軍に落ちる前、ゲレーロは弟分のビヤヌエバを意識しすぎていた。ビヤヌエバが打った後の打席でゲレーロは明らかに力が入りすぎていた」。兄貴分としていいところを見せようとするあまり、空回りしていたという。

 だが、現在はビヤヌエバの二軍暮らしが続いており、兄貴分としての威厳を常に保てる状態。本来、2人同時再昇格の予定が、先発のヤングマン、メルセデス、中継ぎのアダメスがチーム事情から外せず、好調のゲレーロのみの昇格となったが、それがプラスに作用している形だ。

 いずれビヤヌエバの昇格はあるものの、ゲレーロが本来の力を発揮できれば、打線の破壊力はさらにアップする。首脳陣もうまく操縦していきたいところだ。