中日 「得点力不足」打開へ「持ってる男」根尾待望論

2019年05月23日 16時30分

「持ってる男」根尾昂

 夢に続きはないのか。中日は首位広島に1―3で屈し、今季最多の借金6。“ふりむけばヨコハマ”で、最下位DeNAに0・5ゲーム差まで肉薄された。そんな重苦しい雰囲気の中で、ドラフト1位ルーキー・根尾昂内野手(19)の一軍待望論がチーム内で叫ばれている。

 中日は22日現在、チーム打率2割5分6厘でリーグ2位(1位の巨人は2割6分5厘)ながら、最近5試合は計10点と深刻な得点力不足に陥っている。与田監督は前日までの3試合で12打数1安打と当たりが止まっていた京田を42試合ぶりにスタメンから外し、堂上を「6番・遊撃」で起用。しかし堂上は2打席凡退で、唯一の好機だった2点を追う7回二死三塁では堂上に代打・京田を送るも、中飛に倒れるチグハグぶりだった。

 相手先発の大瀬良には今季3戦3敗。与田監督は「何とかいろいろとみんな考えながら打席には入っているけど、そう簡単に打ち崩せない難しい投手なんで、次に向けて何とかしていかないといけない。元気が出ないんじゃなくて力がない」と表情も渋い。

 そこで根尾だ。二軍戦34試合で打率1割5分1厘、1本塁打、42三振とプロの洗礼を受けているが、チーム関係者は「根尾のここまでの成績は関係ない。最近はあと少しで満塁弾という三塁打で3打点を挙げたし、初盗塁も決めた。8針縫った左手人さし指ももう治ったし、今、波に乗っている根尾を一軍のショートで使ってみるのも手」と力説。別の関係者も、2017年夏の甲子園優勝投手で今季2勝している清水を例に「清水もそうだが、去年の甲子園で連覇した根尾も持っていると思う。岐阜の試合で一軍デビューとかさせたらチームもファンも絶対に盛り上がる」と猛プッシュする。

 28日のDeNA戦は根尾の地元・岐阜で行われる。事態を打開するためにも、一考の余地はありそうだ。