巨人・菅野が腰の違和感で登録抹消 不安視されていたG投管理体制

2019年05月22日 16時30分

登録抹消となった菅野

 原巨人に緊急事態だ。不動のエース・菅野智之投手(29)が21日、腰の違和感のため出場選手登録を抹消された。コンディション不良での抹消は自身3年ぶりとなった。不調続きだったとはいえ、大黒柱の離脱はチームにとって最大級の痛手。今後に向けても、今季から設けられた“G投管理システム”に不安の声が上がっている。

 この日、茨城・ひたちなかでのDeNA戦は雨天のため試合前に中止が決まった。一方、遠征に帯同しない残留組はジャイアンツ球場で調整。菅野は球場にこそ訪れたが、室内での投手練習に加わらず、キャッチボールなども行わずに昼前には球場を後にした。

 その後に登録抹消が公示された。遠征先で報道陣に応対した原監督は右腕の状態について「ちょっと腰の違和感というか。一回抹消して様子を見ようと。そんなに重症ではないと聞いてますが、明日の登板は難しいということで、それなら抹消しようということですね」と説明。宮本投手総合コーチは「10日間で戻ってくればベスト」と早期復帰を願った。

 直近の菅野は2戦連続で大炎上し、前回15日の阪神戦(東京ドーム)では自己ワーストの4被弾を許し、6回途中10失点KO。中6日で22日のDeNA戦(同)に向けて準備を進めてきたが、前日(20日)のブルペン投球中に腰を痛めたという。代わって22日は、この日登板予定だったドラ1左腕・高橋がスライドする。

 アクシデントだったとはいえ、登板前日の抹消、しかもエース離脱のショックは計り知れない。そもそも一軍投手陣の管理体制について、かねてチーム内から不安視する声が上がっていた。

 スタッフの一人は「一軍の投手練習に一軍の投手コーチが来ていないのは気になりますね。代わりにファームの投手コーチたちが練習を見ていますが、普段一緒にいない状態で、選手たちのちょっとした気持ちの揺らぎとか、ケガにつながるような危険な兆候とかを見抜けるのでしょうか。大きなことにならなければいいですけど…」と心配していた。

 第3次原政権が発足した今季からは、チームの休養日に行われるG球場での先発陣の投手練習に一軍の宮本、水野両投手コーチは同行せず、代わりにファームコーチ陣が担当。菅野にアクシデントが起きた前日は小谷巡回投手コーチと三沢ファーム投手コーチ、木村ファームトレーニングコーチの3人が目を光らせていた。

 もちろん、管理システムだけが直接的な故障の要因ではないだろうが、疑問の声があるのは確か。今後に向けて気がかりな点と言えそうだ。