二軍調整が続く阪神・藤浪晋太郎投手(25)が18日、ようやくマウンドに戻ってきた。

 3月12日の中日とのオープン戦で炎上し「あまりにも内容が悪すぎる」と自ら二軍落ちを志願して以来、ここまで実戦出場がなかったが、この日のウエスタン・リーグの広島戦(由宇)に先発。予定の1回を左飛、空振り三振、投ゴロと3者凡退に抑えた。

 実に2か月ぶりの実戦登板を果たした右腕に、矢野燿大監督(50)は「第一歩を踏んだということでいいんじゃないか。本人は前を向いてやっている。悪い悪いというけど(ファンや報道陣も)応援してやってほしい」とコメント。谷本球団副社長も「いい顔でマウンドを降りたと聞いてます。朗報ですよ」と話した。