西武・山川穂高内野手(27)が15日のソフトバンク戦(ヤフオク)、豪快な祝砲を放った。

 この日は3、4月の月間MVP受賞が発表されたばかりか、未明に長女が生まれたことも明らかになった。ダブルの喜びをかみ締めた主砲は「無事に生まれてきてくれて本当に良かったです。家族、子どものためによりいっそう頑張りたいと思います」と喜びのコメントを発表。試合で、その喜びを形にした。

 2回先頭の第1打席、ソフトバンク先発・大竹の外角チェンジアップにうまくコンタクトし、山川にしては珍しい右方向への打球が右中間のホームランテラスへ吸い込まれた。

 キング争いを独走する17号先制弾に「打ったのはチェンジアップです。娘のために打ててよかったです!」と父親としての初仕事を果たした山川。ベンチ前ではチームメートの“ゆりかごポーズ”に呼応し、ゆりかごからの「どすこい!」でレフトスタンドの西武ファンと喜びを分かち合った。