本紙評論家・加藤伸一氏が急ブレーキのソフトバンクに助言

2019年05月15日 16時30分

試合に敗れ、一礼する工藤監督

 V候補筆頭のソフトバンクが急失速だ。14日の西武戦(北九州)は7―11で逆転負け。2日からの5連勝で着実に首位固めしているように見えたが、ゴールデンウイーク明けからの6試合で1勝5敗と失速。2位の日本ハムに1・5ゲーム差まで詰め寄られた。

 急ブレーキの原因となっているのが、疲れの見え始めた投手陣だ。完投は大竹に1度(負け)あるだけで、救援陣は連日のフル回転。14日までの39試合で1試合平均4・3人の投手をつぎ込んでいる。疲弊ぶりは数字にも表れており、4月は24試合で70失点だったが、5月は12試合で67失点。本紙評論家の加藤伸一氏も「甲斐野はいい球を投げていますが、1年目の投手です。登板過多となれば潰れてしまう。かといって昨年は主に勝ち試合の8回を担った加治屋も良くない。救援陣が厳しい状況なのは間違いありません」と言う。

 このままではズルズルといきかねない。何か打つ手はないのか? 加藤氏は「こんな時だからこそ、自軍の状況だけでなく他球団の勝敗や台所事情も見ながら、勝てばラッキーの捨て試合をつくっていくこともありだと思います」と切り出し、こう続けた。

「現状は経験の少ない投手も多い。とにかく勝てる試合は全部勝つという無理な起用していけば、逆に負け試合が増えることにつながりかねない。他球団を見ても同様に投手陣は厳しいし、一気に抜け出しそうなチームもなさそう。1イニングを投げさせて、良ければイニングをまたがせて翌日を完全休養日にするなど柔軟に起用していくのも手だと思います」

 柳田ら故障者が復帰に時間を要しているが、まだ100試合以上を残している。今が踏ん張りどころだ。