侍ジャパン・稲葉監督 広島・鈴木にゾッコン

2019年05月15日 16時30分

侍ジャパン・稲葉監督(左)にあいさつする鈴木

 赤ヘルの4番に侍指揮官がゾッコンだ。侍ジャパンの稲葉篤紀監督(46)が14日、広島が9―4でヤクルトを制した一戦を視察。初回の先制犠飛を含む1安打1打点でチームの3連勝に貢献した主砲・鈴木誠也外野手(24)に熱すぎる視線を送った。

 侍の有力候補を多く抱える両軍だが、稲葉監督が今回広島まで足を運んだ最大の理由は主砲候補の現在地確認。報道陣から来訪の目的を問われると「ジャパンに関わった選手を見ながらも、今日は鈴木誠也選手に会って状態を見ておきたかった、というひとつの目的があった」と自ら切り出し、「ここまで順調にきていると見させてもらった」と満足感を浮かべた。

 2月の日南キャンプを視察した際、稲葉監督は「ジャパンを引っ張っていってほしい」と期待を語ったが、当時の鈴木は右足首のボルト除去手術明けで別メニュー調整中だった。それから3か月が過ぎた今は右翼守備もフル解禁。打率3割3分1厘、11本塁打、27打点で3冠王も狙える位置に付けている。久々の再会を果たしたこの日は「(走塁の)スピードもあって、非常に力強い打球も打っていた。初回の先制点が欲しいところでもしっかり外野フライを打てる」と改めてほれ直した様子だった。

 鈴木本人は「自分はアピールする立場。けがをしないようにやっていかないといけない。しっかりレベルアップしていきたい」と控えめだが、稲葉監督の頭の中ではすでに不動の軸になりつつある。「勝負強いし、右打者というのも大事。カープの4番を打っているわけですから、当然(侍でも)4番を視野に入れながら構想していきたい」。コイの主砲に目は最後までハートマークだった。