ソフトバンク・今宮「守備の人」が首位打者に 打撃開眼の理由を直撃

2019年05月13日 16時30分

豪快なスイングで左越えに8号3ランを放った今宮

 ソフトバンクの今宮健太内野手(27)が大暴れしている。現在、打率3割3分6厘、8本塁打、22打点。堂々の首位打者でリーグ最多の50安打をマーク。チームは敗れたものの12日のロッテ戦(ヤフオク)でも2戦連続アーチを放ち、存在感を発揮した。

 もともと身体能力は高いが、打撃では好不調の波が目立ち「守備の人」のイメージがついていた。それが大変身。もはやフロックとは思えない活躍だ。王球団会長も「同じ人でも変われる。チャレンジして結果を出していることは、ほかの人の励みになる」と話す。

 何が要因なのか。今宮を直撃すると…。

「余計なことを考えないようにはしています。今は大きくタイミングを取ること。そこができていれば(打撃フォームは)今の形を芯にして、迷わないようにしていこうと思ってます。打てない時が多すぎて考えすぎていたので」

 原点の打撃に立ち返ったことも大きい。高校通算62本塁打のスラッガーだが、プロではモデルチェンジした。通算犠打は歴代8位の292。右打ちによるつなぎの打撃を指導されてきた。それが今は自然体だ。引っ張っての長打も目立つ。

「(右打ちを)内川さんみたいにできるならいいですけど、僕はしきらんですから。やらないといけないケースはありますけどね。体が小さいからプロで生きるためには、というところもありましたけど、体の大きさは関係なく自分は引っ張ってきた人生なので」

 打線の柱である柳田が離脱して立場が変わった。「それによって3番を打たせてもらっているし、うまくいっているところがあるのかもしれない。チームにとっては痛すぎますけど、個人ではチャンスに変えようと思ってやっています」。今や攻守にわたり頼もしすぎる存在だ。