広島アドゥワ プロ初完投で叫んだ「テレビの前のお母さん…オレやったよ!」

2019年05月12日 19時48分

お立ち台で叫ぶアドゥワ

 ついに貯金生活だ。広島が12日のDeNA戦(マツダ)に8―1で勝ち、3月29日の開幕戦に勝利して以来の貯金1とした。先発のアドゥワ誠(20)が1失点でプロ先発初勝利、初完投。打線も初回に先制3ランを放った鈴木誠也外野手(24)を中心に13安打8得点と援護した。

 緒方監督は「(今日は)アドゥワでしょう。最後まで投げ抜いてくれた。(鈴木)誠也の本塁打も大きかった」と孝行息子たちを絶賛した。この日は母の日で、監督以下首脳陣と選手の全員がピンクの帽子とユニホームを着て戦った。

 そんな球場に詰め掛けた“お母さんたち”を盛り上げたのは鈴木、アドゥワと、3安打3打点の磯村だ。3人揃ってお立ち台に立つと、まずは鈴木が「流れ」をつくった。お母さんファンへのメッセージをインタビュアーがアドゥワから聞こうとすると、鈴木が「自分から」とばかりに胸を叩いた。

 希望通りに最初にマイクを向けられると、球場に詰め掛けたお母さんたちへ感謝の言葉を述べた後に「一番はやっぱり東京にいるお母さんに一番感謝していますので、多分、今日テレビで見てくれていると思うので…」と語った後「オレやったよ!」と絶叫。

 これを受けて磯村が、お母さんファンへメッセージを送った後に「愛知県にいるお母さん、いつもハラハラドキドキさせてごめんなさい。でも…今日オレやったよ!」と同じく絶叫で続けた。

 こうなるとアドゥワも絶叫で締めなければいけない流れ。普段は冷静でほとんど表情を変えないアドゥワが、果たしてどうつなげるのか。球場内にも緊張感が走ったが、しばしの沈黙後「親は見に来てないんですけど、多分テレビで熊本から応援していると思うので、テレビの前のお母さん…オレやったよ!」と恥ずかしそうに叫んだ。

 球場は大盛り上がりで鈴木と磯村はしてやったりの表情。お立ち台でのパフォーマンスともども、強かった昨年までのカープが戻ってきた。