3冠王 巨人・坂本勇が王超え打

2019年05月11日 13時00分

第1打席で球団新記録を達成した坂本勇

 巨人打線が主将の“王超え”をド派手にお祝いだ。坂本勇人内野手(30)が10日、ヤクルト戦(東京ドーム)の初回一死で小川から中前打を放ち、1977年に王貞治が記録した33試合を抜く開幕から34試合連続出塁の球団新記録を樹立した。3安打4打点のキャプテンに引っ張られた打線は、今季最多23安打19得点を叩き出してツバメを逆転KO。5点ビハインドを豪快にはね返して3連勝を飾った。

 打者9人以上のイニングが3回、一巡が2回。「振り返るにもちょっと、(試合のポイントが)多すぎてですねえ…」。原監督も勝利の喜びを通り越し、思わず苦笑いするほどの大爆発だった。坂本勇の新記録に続き、4番・岡本が17試合ぶりの8号本塁打、田中俊に自身初満塁弾が飛び出したころには、ベンチはお祭り騒ぎとなった。

 お立ち台は決勝弾の岡本らに譲ったが、祭りの中心にいたのはまぎれもなく坂本勇だ。初回の“王超え打”で指揮官を「簡単にクリアしたところが彼らしいというか、見事」とうならせると、4回には二死一、三塁から同点打。5回には走者一掃の二塁打を放って試合を決めてみせた。

 ただ当の本人は新記録にも「特別意識はないです」と反応はいたってクール。目前には金本(広島)が持つセ記録の35試合、プロ野球記録のスティーブ(西武)の40試合も視界に入るが「続くには越したことはないですけど…」とつれない。それよりも主将として「みんながひっくり返せるという気持ちでいけば、こういうこともあると再認識できたことがチームにとってプラス」と劣勢をはね返しての勝利を喜んだ。

 この日の大暴れで打撃3部門のトップに立った坂本勇。“3冠王”のキャプテンが首位巨人を力強くけん引している。