中日・与田監督ドM思考 痛めつけられるほど燃える?

2019年05月10日 16時30分

与田監督はどこまでも前向きだ

 痛めつけられれば痛めつけられるほど与田竜は燃え上がる!? ゴールデンウイークから始まった地獄の12連戦で4勝8敗と4つも借金をつくって大失速し、9日現在、5位にあえぐ中日。目下5カード連続で負け越し中とあって、チーム内には重苦しいムードが漂っているが、与田剛監督(53)は全く動じる気配がない。それどころか、チームが勝てない苦しい状況を楽しもうとさえしている。

 指揮官は「思い通りに勝てるならそれが一番楽だけど、悔しさが募るから勝ちがうれしいわけじゃん。仮に143試合を全勝するということが確約されていたら、絶対優勝はできるけど、喜びというものは、そんなにないんじゃないかな。連敗しても、けが人が出ても、みんなが暗くなっても、そこから這い上がって勝ち取ったものが一番うれしいのでは。(そこから優勝したときは)だからこそ、みんな泣くと思う」と持論を展開する。

 そんな劇的フィナーレに向け、明るい材料もある。与田監督が抜てきした阿部、加藤、阿知羅、伊藤康らの伏兵が急成長。「何かの本で読んだけど『ヒーローは敗者から生まれる』とあった。負けから、いろんなことを学んでヒーローになっていくという内容だった。これからウチの選手からどんどんヒーローが出てくれればいいね」と、ドラマのような大逆転シナリオを描く。

 どんな逆境でも常にポジティブに捉える“ドM思考”で与田監督は最後に男泣きするつもりだ。