西武・高橋光成投手(22)が8日、出身地・群馬の上毛敷島球場で行われたロッテ戦に先発し、6回8安打7失点で降板した。

 3年ぶりの凱旋登板となった高橋光は序盤から制球が定まらず、2回にレアードに12号ソロを許し先制されると、味方が同点に追いついてくれた直後の3回は味方の失策も絡み一死一、三塁から井上の右前適時打で再びリードを許す。さらに4回には2四死球に2本の適時二塁打、角中の5号2ランで一挙5点を失い主導権を完全に手放してしまった。

 ここ2試合、4回6失点、3回途中5失点と連続KO降板。ふがいない投球の続く5年目右腕だけに凱旋登板を復調のキッカケとしたかったが、結果は前2試合を上回る7失点のKO降板。故郷に錦を飾ることはできなかった。

 失意の高橋光は「前回登板の反省を踏まえ、絶対にやり返すという思い、また地元での登板ということで絶対に勝つという強い気持ちを持ってマウンドに上がりました。チームが勝てるような投球をすることができず、地元のファンの皆さまに良いピッチングを見せることができず、申し訳ないです」。降板直後には辻監督に呼ばれてベンチで長い時間、話を聞いていた。