西武は6日、楽天戦(メットライフ)に4―8で敗れた。

 1―3の7回に登板した3番手・十亀が一死も取れず、ブラッシュの6号2ランを含む4安打5失点(自責4)と打ち込まれ、試合の主導権を手放した。打線は相手先発・福井の前に毎回の5四球と走者は出すものの、得点はメヒアの犠飛による1点のみ。対福井は3連敗となり、チームは再び5割に逆戻りした。

 辻監督は6回途中3失点の先発・本田を「まあ、あんなもんだろ。コントロールが甘いと球威がある方じゃないから。真っすぐも高めに浮いていたから。まずまず粘って投げていた」と一定の評価。

 十亀については「炎上したよね。いい時も十亀はもっとキレもスピードもあるんだけど、ちょっと球威がないかな。まあ、いろいろ話はしてるよ。中(ブルペン)に入れるとか、次は1週間あけて先発させるとか…。いろいろあるけど、それはこれから」と渋い表情だった。

 さらに、この日「9番」に下がり、楽天3連戦で11打数無安打、打率が1割台(1割9分8厘)になった外崎について「ついに1割台だね。悩んでるんじゃない。9番、1番はらしくないよね。まあ、そういう時もある」と、同じく打率2割1分5厘と低空飛行に悩む1番・金子侑と合わせ、状態の上がらない2人を気にかけた。