ドラ1・近本 阪神の“大門未知子”になれ

2019年05月03日 13時00分

右に左に3安打した近本

 阪神のドラフト1位、近本光司外野手(24)の勢いが止まらない。2日の広島戦で今季2度目の1試合3安打をマーク。2001年の赤星憲広を抜く13試合連続安打で球団新人記録を更新した。憧れの赤星超えにも「あまり気にしていません。いいところで打ちたいと思っているだけ。それを毎日できればいい」。チームが今季4度目の零封負けを喫したせいか淡々としていたが、矢野監督は「赤星の記録を超えたことは自信になる。これが近本の実力になっていくはず」と目を細めた。

 打率3割4分と並んで8盗塁もリーグ2位(いずれも2日現在)につけている。ただ、筒井外野守備走塁コーチは「練習してきたことがしっかりと出せるようになってきている」と成長を認めつつ「ヤクルトの山田の失敗ゼロというのはすごい。盗塁王を取りたいというからには、近本にもそこを目指してほしい。それこそ米倉涼子のあの名言のようにね」とゲキを飛ばす。

“あの名言”とは、大人気ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)で主演の米倉涼子扮する女医・大門未知子がたんかを切るときに吐く「私、失敗しないので!」というセリフ。手術の腕に絶対の自信を持つ大門がこの名文句で周囲を納得させてオペを断行し、患者を完治させるのがドラマのハイライトだ。

 ここまで近本は8盗塁だが、盗塁企画数12回で成功率は6割6分7厘。リーグトップに立つ山田哲の成功率10割には遠く及ばない。新人イヤーからの「盗塁王」を目標に掲げる以上は大門並みの成功率が求められる。いまや不動の1番打者だが「失敗しないので!」を合言葉にさらに盗塁数を増やしたいところだ。