プロ9年目・斎藤佑令和の野望 野球界に心理学で革新起こす!?

2019年05月03日 16時30分

心理学を学び、投球に生かすという斎藤佑

 平成を駆け抜けた日本ハムの9年目右腕・斎藤佑樹投手(30)が“令和の野望”に向けて動きだした。新時代を迎え、新たな目標として掲げたのが「新たな分野の学問への取り組み」で「大学生のころから心理学を勉強したいなと思っていたんです。野球とうまく関連付けられるんじゃないかなと思って」と真顔で訴えた。もちろん、現役投手として実戦マウンドに生かすことが目的だ。「自分自身、真っ向勝負で強打者を打ち取るタイプではないし、何か工夫して対戦していかないといけない」との思いから真剣に考えるようになったという。

 ただ、一筋縄でいかないのも事実だ。学生時代にも心理学には興味を持ったが「そもそも野球と心理学を軸として研究されている方が少ないですし、野球と勉強の二足のわらじを履けるほど簡単な分野ではないな、と。何より、理屈うんぬんの前に野球の技術も高めないといけないですから」と断念した経緯がある。

 ではなぜ、今になって心理学への思いが再燃したのか? 斎藤は前回登板した4月27日のソフトバンク戦(札幌ドーム)で、1―5の9回に一死三塁から相手のスクイズを外したシーンを例に挙げて説明した。「スクイズを外したことは感覚でしかないですし、その感覚は結果論でしかないんです。感覚を論理的に説明できるようになれば次につながっていくと思うんです」

 今季は主に中継ぎとして登板し、2日の西武戦(メットライフドーム)を含めた4度の救援登板では計5イニングを無失点に抑えている。「やるなら現役のうちにやらないと意味がないですからね。自分のような投手が有効に利用できれば、同じような他の選手にも応用できるかもしれませんし、野球界に何か還元できるんじゃないかとも思うんです」。研究も好投も、まだまだ続けていく考えだ。