巨人ドラ1・高橋優貴 初黒星も球団OBから以外な声

2019年05月01日 13時30分

福田に逆転3ランを浴びた高橋

 巨人が30日の中日戦(東京ドーム)に1―3で逆転負け。先発したドラフト1位左腕・高橋優貴(22)は、初の中5日の登板で7回3失点と粘投しながらも一発に泣き、初黒星を喫した。

 1―0の2回に連続四球を与えた後、福田に左翼ポール際へ逆転3ランを被弾。自己最長の7イニング、最多の104球を投げたが、走者をためてからの3失点は命取りとなった。

 原監督は「(連続四球後も)落胆することなくね、いいピッチングをしたのは非常に価値がある」と評したが、高橋は「本塁打を悔やむんじゃなくて、その前の四球2つがいけなかった。打たれたことを反省しなきゃいけないけど、その前を反省しなきゃいけない」と肩を落とした。

 高橋は4戦目にして初黒星。キャンプから課題を克服しながら開幕ローテに滑り込み、この試合前まで2勝を挙げ、防御率は1・10だった。初めてプロの厳しさを叩き込まれた格好だが、球団OBから「これで良かったんじゃないか?」との声も上がった。

「期待を込めて、あえて厳しい言い方をすれば、彼が150キロ後半の直球を投げるとか、何か突出したものがあるわけではない。たくさんの投手がプロの世界に入ってきたけど、勝ち続けられる選手なんて、ごくひと握り。彼の長い野球人生を考えれば、早いうちにプロの世界の厳しさを知ったほうが自分のためになる。大卒のドラ1で言えば、木佐貫(現ファーム投手コーチ)がいい例じゃないか」

 木佐貫コーチはルーキーイヤーの2003年の3月30日の中日戦(東京ドーム)でプロ初登板。この試合で2回5失点KOの洗礼を浴びたが、4月には初勝利を収めた。以降も初完投(5月)、初完封(7月)を成し遂げ、最終的には10勝7敗、防御率3・34の成績で新人王に輝いた。

 平成最終戦で壁にぶち当たった新人左腕。敗戦を糧に“木佐貫ルート”で令和のエースに成長できるか。