平成の怪物・松坂マイペース調整宣言 令和の中日一軍で居場所消滅の危機

2019年04月30日 16時30分

ブルペンで投球する松坂

 右肩の炎症で二軍調整中の中日・松坂大輔投手(38)が29日、ナゴヤ球場で故障後初めてブルペン投球を行った。立ち投げながら変化球も交えて22球を投げ込み「フラットなところで投げるのと、傾斜を使って投げるのとは、負荷のかかり方が違う。近いうちにしっかりした形でブルペンに入れたらいい」と手応えを口にした。

 2月のキャンプ序盤でファンとの接触から右肩を痛めたが、何とか平成のうちにブルペンへ戻ってきた。このまま順調に過ごし、早ければ6月にも一軍復帰の運びとなりそうだが、松坂は目標設定について「それはしない。その日のキャッチボールをした感じでブルペンに入るかどうか決める。(二軍戦登板は)自分が段階的に必要だと思えば打撃投手をやってからの方がゲームに入りやすいかもしれない」と焦った様子はまったく見せなかった。

 とはいえ、現在の一軍では12連戦が続いており、不整脈の疑いで開幕投手の笠原が28日に登録抹消。ベテラン・吉見も離脱中とあって、本来なら松坂の早期復帰待望論が湧き起こってもおかしくない状況だが…。

 しかし、チーム関係者は「松坂とはいえ、与田監督は特別扱いはしないつもりでいるし、松坂がいないなら、いないなりに他の投手が出てくることを期待している」と、あっさりしたもの。

 実際、この日、6年目右腕の阿知羅が2年ぶりの一軍登板ながら6回3安打1失点の好投を披露。打線の援護に恵まれず、黒星こそ喫したが、与田監督は「試合をつくってくれて、よく投げてくれた。次につながる投球だった」と目を細めた。二軍で2試合連続先発で結果を残している福谷が近々一軍昇格することが濃厚で、ほかにもドラフト3位・勝野ら先発候補が一軍入りを虎視眈々と狙っている。

 マイペースで調整している松坂だが、あまりのんびりしていると一軍の居場所がなくなってしまうかもしれない…。