竜打線に火をつけた 中日・村上コーチの“いてまえ魂

2019年04月28日 13時00分

ベンチで怒りの炎をメラメラと燃やす村上コーチ(左)

 中日が27日の阪神戦(ナゴヤドーム)を5―4で制し、連敗を3で止めた。体調不良の笠原に代わって先発した佐藤が初回に3点を献上したが、4回にビシエドの3ランなどで一挙4点を奪って逆転勝ち。打線爆発のきっかけになったのは、相手先発の西に対する村上隆行打撃コーチ(53)の大激怒だった。

「『めっちゃ怒ってましたね』と周りからも言われました」。村上コーチが恥ずかしそうに振り返った問題のシーンは4回に起きた。先頭の平田が死球を受けた際、マウンド上の西が“故意に腕を出したのではないか”というジェスチャーを見せたことにブチ切れ。ベンチから西に向けて強烈な怒声を張り上げた。

「ぶつけてるんだから、それは違うだろうと。その前にも(西は)打席を外してヘラヘラ笑っているからナメてる態度にしか見えない」とも言う村上コーチは、4回の攻撃前に円陣を組んで野手陣にゲキを飛ばした。その直後にベンチで大爆発すればナインもピリッとする。実際に京田、大島の連打とビシエドの逆転弾が飛び出し、チーム関係者は「あの死球からベンチの空気が変わった」と証言する。

 前回14日の対戦(甲子園)では7回2失点の西に軍配が上がった。「前回もポンポンやられて、ヘラヘラして投げられて負けてますし、そのペースで投げられて何回やられんねんという気持ちが選手の中にもあった」と村上コーチ。現役時代には近鉄で「いてまえ打線」の主力メンバーだった。これからも、ここぞの場面で竜ナインへの“いてまえ魂”注入がありそうだ。