巨人は27日のDeNA戦(東京ドーム)に辛くも5―4で逃げ切り勝ち。V方程式を失った巨人ブルペン陣は大忙しだった。4回までに5点のリードを奪いながら、先発のメルセデスが7回途中2失点で降板するとバタバタに。戸根、田原で7回をしのぎ、8回には右ヒジの違和感を訴えて離脱中のクックに代わる臨時守護神の中川が“スクランブル登板”。何とか3点のリードを保って9回を迎えたが、5番手の野上が1点差まで詰め寄られた。最後まで冷や汗をかく展開に、原監督は「現状、クローザーは全員でカバーするという考え方。何とか粘り切れてというわけで。ややヒヤッとしたところはありましたけど」と振り返った。