巨人・山本 代役からの大逆転で正二塁手へ

2019年04月28日 13時00分

山本(左)は3勝目のメルセデス、10試合連続無失点の中川(右)とお立ち台に

 代役から本命になるのか――。巨人は27日のDeNA戦(東京ドーム)に辛くも5―4で逃げ切り勝ち。10連戦初戦を白星で飾った。ヒーローは4年目の右打者、山本泰寛内野手(25)だ。先制打を含む2安打2打点の活躍で「思い切り良く初球から行けている」と手応えを口にした。

 二塁のレギュラーだった吉川尚が腰痛のため離脱したことを受けて16日に一軍再昇格。じわじわスタメンでの出場機会を増やし、原監督は「貴重ですね。成長の跡が見られます。甘くない球をヒットにできている。フィールディングもいいですしね」と攻守両面をたたえた。

 試合前には二塁で山本のライバルでもあった左打者の田中俊が出場選手登録を抹消された。28日に先発する今村を登録する兼ね合いもあるが、山本に一定の計算が立つと踏んだからだろう。元木内野守備兼打撃コーチは山本について「自分が出て絶対にポジションを取ると必死になってやっているから、いい結果が出ている」と目を細める。

 出場8試合ながら打率3割6分4厘。こうなると吉川尚の立場は危うくなってくる。吉川尚は指揮官の期待も大きく「一年間戦っていってもらいたい」と開幕前から事実上、レギュラーを確約されていたが、キャンプ中から抱えていた腰痛が回復せず、一軍復帰のメドは立っていない。

 首脳陣から「(吉川)尚輝が帰ってきても、レギュラーかと言えば、それは分からない。相手投手との兼ね合いで併用も? それも分からない。(山本)ヤスだって右投げを苦手にしているわけじゃないからね」との声も上がっている。

 山本は右投手に打率4割3分8厘(16打数7安打)。左投手には1割6分7厘(6打数1安打)と数字は下がるが、ライバル不在の間に克服すれば…。今季、正二塁手としてブレークを期待されたのは吉川尚だったが、このまま山本が好調をキープすれば大逆転もありそうだ。