一軍へ緊急昇格 阪神・球児に期待“令和の逆襲”

2019年04月27日 13時00分

藤川球児

 阪神の藤川球児投手(38)が27日の中日戦(ナゴヤドーム)から一軍に“緊急昇格”。開幕3戦で防御率9・00と結果が伴わず二軍で再調整を余儀なくされていたが、この日からの12連戦に向け頼りになる“火の玉男”が虎ブルペンに帰還することになった。

 矢野監督は「先発もメドがついてきたし球児も帰ってきてくれた。(チームとして)プラスは大きい」。二軍行きを決断した7日には「球児が(抑えで)甲子園に登板するあの雰囲気をまた見たい」と語っていた指揮官だけに、今回の早期復帰は頼もしい限りだろう。

 気になるのは藤川の今後の起用法になるが、金村投手コーチは「現状決まっているのは(ジョンソンとドリスの)8回、9回だけ。そうなると7回に能見か球児かになる。打順の兼ね合いによっては6回から(藤川に)いってもらうこともある。勝ちパターンでの起用? それはもちろんだし、同点でも多少のビハインドでも登板はあり得る」と“勝利の方程式”の一角としてフル回転させていく方針を示唆した。

「自分は筋金入りのスロースターター。夏場あたりから本領を発揮する。毎年周囲から『力が落ちてきた』と指摘されながら、そのたびに覆してきた」と藤川本人も語っていただけに“令和の逆襲劇”に期待する声も多い。

 チーム関係者も「桑原が二軍落ちした今、強い球を投げられる中継ぎ右腕が不足していただけに球児の復帰はありがたい。(伝説のリリーフトリオ)JFKの一角としてチームをリーグ制覇に導いた05年のようにセットアッパーとして大暴れしてほしい」と語る。

 実力だけでなく、投手陣のまとめ役として、藤川の早期復帰を求める声も多かった。今回の一軍合流は3連勝と波に乗る矢野阪神の“5月反攻”の核になるかもしれない。