投壊西武悩ませる「ハズレ助っ投」

2019年04月27日 13時00分

 昨年のパ・リーグを制した西武が今年も投手陣のやりくりに苦しんでいる。当初、先発枠に予定していた内海、榎田、松本航の3投手が開幕に間に合わず、新外国人右腕のニールは4試合に先発したものの、1勝1敗ながら防御率5・95と安定感を欠き、24日に出場選手登録を抹消された。ここまで10勝11敗1分けで4位をキープできているのは強力打線の援護があってこそだ。

 それにしても、なぜ西武投手陣はピリッとしないのか? 2016年オフにFA移籍した岸(現楽天)、野上(現巨人)に昨オフの菊池(現マリナーズ)と、主力投手の相次ぐ流出もさることながら、外国人投手が期待通りに働いていないという現状もある。チーム内からは「外国人投手がこれだけハズレていたらこうなる。毎年のことなので慣れてしまっていることが悲しいけど、メインの投手がこうも活躍してくれないと、この(打線に依存する)傾向は終わりが来ない」と諦めの声さえ漏れている。

 昨年までの5年間に限ってみても、開幕前に獲得した外国人投手12人のうち、2年以上在籍したのは15年入団の郭俊麟と昨年入団のカスティーヨだけ。“最大のヒット”だったシュリッター(17年入団=64試合登板で1勝5敗、防御率2・83)は個人的事情により1年でチームを去った。

 先発に関しては16年7月に途中加入したウルフが昨年までの2年半で挙げた17勝(8敗)が最多で、開幕前にメインで獲得した先発投手に全くと言っていいほど成果が出ていない。事態を重く見た球団は外国人獲得部門のテコ入れ人事を行ったが、新たな担当者が選手獲得に関わるのはこれから先のこと。リーグ連覇を目指す上で“助っ人投手問題”は悩みの種となっている。