中日は25日の広島戦(マツダ)に0―2で敗れ、3年ぶりに2試合連続零封負け。今季初の3連敗を喫して勝率5割に逆戻りした。

 相手先発・大瀬良に完封勝利を献上した与田監督は「いい投球されたら、そんなに簡単にはいかない。この3連敗をいかに次につなげるかが大事」と必死に前だけを向いた。

 ファイティングポーズを崩すわけにはいかない。27日のゴールデンウイークから地獄の12連戦が控えているが、巨人とDeNAは空き日があり、中日だけは全試合ドーム球場での開催のため、雨天による中止などが一切見込めない。

 リーグで1球団だけ圧倒的に不利な状況での戦いを強いられるが、与田監督は「天変地異でも起きない限り、ウチだけは12連戦を絶対にやらないといけないから非常にきつい。選手の体が心配」と言いつつも「そんなこと言ったらメジャーリーガーの方がもっと大変だよ、20連戦だってあるからね」と力説する。

 その上で「決まったことには従うしかない。むしろ、シーズンが終わってから『この12連戦を乗り越えたからこそ優勝できてよかったよ』と、思えるようにしたい。やってやろうじゃないか!」ときっぱり。

 地獄の12連戦を前にして指揮官は「勝つための準備をやっていく、それだけです」と気合をみなぎらせているが、そこで何とか勝ち越しを決めて再び上昇気流に乗りたいところだ。