巨人・菅野 首位固めのため2戦連続中5日で先発も

2019年04月23日 16時30分

投手練習に参加した菅野(奥)

 このまま先行逃げ切りか、それとも…。セ・リーグ首位を快走する巨人のエース・菅野智之投手(29)が、中5日でヤクルト戦(25日、神宮)に登板することが22日、決まった。首脳陣は翌週も菅野の中5日での登板を示唆しているが、周囲からはシーズン序盤でのあまりに早い“ムチ入れ”を心配する声が上がっている。

 菅野はこの日、ジャイアンツ球場での投手練習に参加。キャッチボール、外野ダッシュなど精力的に体を動かした。

 19日の阪神戦(甲子園)で7回途中3失点で3勝目(1敗)を挙げたエースは「体調も万全ですし頑張ります。喜んで投げます」と今季初となる中5日登板に意気込んだ。

 巨人は27日のDeNA戦(東京ドーム)から10連戦となり、開幕戦から菅野が中6日で登板していた金曜日(26日)の試合が今週はない。中5日でヤクルト戦か中7日でDeNA戦かの2択を迫られた首脳陣は、首位争いのライバルで菅野にとっては昨年のCSファーストステージ(10月14日、神宮)でノーヒットノーランを達成し、今季も12日に7回1失点で快勝と相性のいいヤクルトを選択した。

 さらに宮本投手総合コーチは「十分可能性はある」と2週連続で中5日での5月1日の中日戦(東京ドーム)への菅野投入を示唆。エースのフル稼働でなりふり構わず首位固めを狙う。

 もちろんリスクはある。菅野との今季2度目の対戦を前にヤクルト関係者は「正直、今の菅野を打てるかどうかは分からない」としながらも「仮にここでやられたとしてもこの時期の中5日連投は夏場になって響くはず。長い目で見れば菅野を打つチャンスが多くなる」と先を見据えている。

 昨季も菅野は5月4日DeNA戦(横浜)、球宴前の6月28日広島戦に中5日で登板し1敗1分け。その影響もあったのか15勝8敗で2年連続沢村賞を獲得した右腕が6~7月は4勝4敗と貯金をつくれなかった。

 今季、菅野は初勝利となったDeNA戦(5日、横浜)での137球完投など登板4試合で476球、1試合平均119球を投げ込んでいる。同僚投手は「中5日の連投はその時はできても、もっと後になってから影響する。ヒジはもちろん背中に張りが出たりする」と指摘する。

 今季目標に「日本一と20勝」を掲げるエースにとって登板間隔が縮まることは願ったりだが…。スタート直後のエースへのムチは5年ぶりのペナント奪還を狙う原巨人に果たして吉と出るか。

関連タグ: