開幕4連勝のソフトバンク・高橋礼 「令和最初の新人王」へ

2019年04月22日 16時30分

高橋礼は開幕から無傷の4連勝

「令和のサブマリン」が開幕4連勝だ。ソフトバンクは21日の西武戦(メットライフ)に16―5で大勝。ともに今季チーム最多となる16安打16得点の強力援護を受けた2年目・高橋礼(23)が5回2失点で無傷の4勝目を挙げた。

 188センチの長身で、走者がいない時はワインドアップから140キロを超える直球を投げ込むアンダースロー。希少価値の高い変則右腕は昨秋の日米野球で代表デビューを果たし、今や稲葉ジャパンの常連格だ。ここまで4戦全勝で防御率は1・44。「全然意識してないですよ」と笑顔でかぶりを振る右腕だが、3・4月期のいわゆる「平成最後の月間MVP」最有力候補に躍り出た。

 そんな高橋礼には、昭和の山田久志(阪急)、平成の渡辺俊介(ロッテ)のように時代を象徴するサブマリンとして、球団も各方面から後方支援するなど大きな期待をかけている。すでに球団は「令和時代を代表するサブマリンになってほしい」と2年目の選手としては異例のグッズ製作に着手。甘いルックスを持ち合わせたスター性にも注目し、売り出し攻勢を強めている。

 グラウンド内でも、高橋礼のキャリアを考慮した後押しもあった。昨季、右腕は最終登板となった試合で先発。2回を投げて降板し、30イニングちょうどで1年目のシーズンを終えた。投手の場合、前年までの一軍登板が30イニング以内であれば、2年目以降も「新人王」資格が残るため、球団の“親心”が感じられる計らいだった。

「自分を見失わず、地に足をつけて頑張ります」と謙虚な23歳。本人の実力あってこそだが、キャッチーな「平成最後の月間MVP」も「令和最初の新人王」も、追い風が吹いている。