ソフトバンク・千賀が「4度目の正直」で今季初勝利

2019年04月20日 13時00分

9回を締めた森からウイニングボールを受け取る千賀(左)

 ソフトバンクは19日の西武戦(メットライフドーム)を2―0で制し、連敗を3で止めた。エース・千賀滉大(26)が8回2安打無失点、11奪三振の快投で待望の今季初勝利を挙げた。

 前カード3試合でわずか2得点の打線は、この日も十分な援護ができなかった。3回、打線の大幅組み替えでプロ初の3番に入った今宮と2年ぶりの4番に座った松田宣の適時打で2点を奪ったが、6回に無死満塁の好機を逃すなど11安打しながら4試合連続の2得点以下と、またも得点力不足を露呈した。

 未勝利のエースにとってはこの日が“4度目の正直”。ある球団OBは「好投している投手に早く勝ちをつけてやらないといけない。今後、疲労が出てくれば、もっと勝てなくなる」と表情を曇らせ「投手は勝ちがついてナンボ。ずっと勝てないことで、負のスパイラルに陥るとシーズン全体のパフォーマンスにも影響する。エースの千賀、2年目でローテーションを守っている大竹が悪くなる前に勝ちをつける必要がある。次の試合がデッドライン」と今季を左右する重要な試合だと位置づけていたほど。

 チーム関係者も「打線の見殺しが続くと不協和音のもとになりかねない。気持ちが腐ってしまう前に応えてあげないといけない」と懸念していた。3試合に登板して防御率1・23ながら未勝利の大竹とともに、同1点台の千賀に勝ちがつかないことに気をもんでいただけに価値ある勝利だった。

 野手は故障者続出の非常事態だが、千賀は「絶対に打者に助けられる時が来る。今はとにかく自分ができることをしっかりやる」と言う。3年連続日本一を目指すソフトバンクが、ひとまず最大の危機を脱した。