日本ハム・栗山マジックの餌食…オリックス・吉田正が一、二塁間を抜く「三ゴロ」

2019年04月19日 16時30分

今季から導入された“正尚シフト”では三塁手が右前を守る。写真は17日の同カード

 オリックスが18日の日本ハム戦(ほっともっと神戸)に3―7と完敗。先発の山本が6回につかまり、後半の打線の追い上げも届かなかった。

 主砲の吉田正尚外野手(25)も日本ハムの術中にはまった。初回の無死走者なしの場面では、三塁手の横尾が右翼の前方に移動し、三塁をがら空きにする“正尚シフト”に。今季から日本ハムが打球方向や角度のデータ解析を基に取り組む守備隊形に対し、吉田正は絵に描いたように横尾の正面に打って、記録は一、二塁間を抜く「三ゴロ」凡退…。右前打をフイにした。3戦連発と絶好調だった吉田正だが、これでリズムを崩したのか、この日は無安打に終わった。

 この先も続きそうな正尚シフトにチーム内でも警戒心を強めている。「逆方向に打てばいいんだけど、これは打者のプライドが邪魔をするんだ。開幕カードでもこれをやられて正尚はあえて右に打とうとした。昔の“王シフト”だってそうだった。右に打てば向こうからすればデータ通りというふうになるだろうし、左に打ったところでせこい安打に見えてしまう。何とかシフトの頭上を越えて打ち崩してくれればシフトも終わるかもしれないんだけど…」とスコアラー陣は見ている。開幕から吉田正の調子がなかなか上がらなかったのも「あの時の栗山マジックにはまってしまったからじゃないか」との指摘もあったほどだ。

 吉田正は「そんなに気にならない。追い込まれたら逆方向もあると思う。コースに逆らわずに」と話すが、そのバットがチームの勝敗を担うだけに周囲は気をもむばかりだ。