中日・鈴木博志投手(22)は17日のDeNA戦(ナゴヤドーム)で9回1イニングを無失点に抑え、リーグトップの5セーブ目をゲット。チームを3―1の勝利に導いた竜の守護神は「リリーフ陣でゼロに抑えるのは重要だと思います」と笑顔を見せた。

 プレッシャーのかかる場面で結果を残している鈴木博だが、これも休日にしっかりとリフレッシュできているから。そこにはNHKの人気番組「チコちゃんに叱られる!」を見て取り入れた気分転換法があった。

「休みの日は必ず出掛けるようにしています。休みが来るまでにどこに行くか決めて“よっしゃ、休みだ”となるようにしてるんです」。こう語る鈴木博は先日も休みを利用して岐阜県養老町にある養老の滝へ花見に出掛けたという。

 鈴木博が休日に必ず出掛けるようになったのは「大人になるとあっという間に一年が過ぎるのはなぜ?」という疑問が同番組で取り上げられた回を見たからだ。この疑問に対するチコちゃんの答えは「トキメキがなくなったから」。子供のころは食事をするだけでもいろいろな感情が生まれるが、大人になるにつれ、ただのルーティンワークになってしまい、ワクワクする気持ちが薄れ、結果的に時間が短く感じてしまうのだという。

「トキメキがないとなあなあと一日が過ぎてしまい、早く感じてしまう。出掛けるようにすれば(トキメキを感じて)気分転換になりますし、楽しく過ごせる」と今年から積極的に休日は外出するようになり、休日の気持ちの切り替えが結果的に好成績につながっている。

 これなら「ボーっと生きてんじゃねーよ!」とチコちゃんから叱られることはなさそうだ。