西武・榎田大樹投手(32)が17日、イースタン・リーグのヤクルト戦(メットライフ)に2度目の先発登板をし、3回に自身の2失策に4長短打が絡み一挙6失点。5回にも1点を失い4回2/3、6安打7失点(自責1)と不安を残した。

 突然の乱調は自身の送球エラーから始まった。8番・古賀の投ゴロを一塁へ悪送球。続く宮本の左前打と野選で先制を許すと、2番・渡辺の投前スクイズを再び本塁へ送球エラー。昨年、辻監督がその守備力の高さを評価した左腕が1イニングで2失策を犯す守りのミスから自滅し、その後の3者連続適時打などで一挙6失点のビッグイニングを作られてしまった。

 この回だけで46球を投げた榎田は5回にも井野の適時二塁打で1点を献上し、二死三塁の場面でマウンドを2番手・藤田に譲った。

 昨年、阪神からトレードで西武入りし、11勝をマークしたが、今春キャンプ終盤に左上腕三頭筋の張りで一軍を離れ別メニュー調整。12日のイースタン・リーグの巨人戦(西武第二)で実戦復帰し、2回を無失点に抑えていた。