オリックスが主砲・吉田正尚外野手(25)の活躍で16日の日本ハム戦(京セラドーム)に9―0で快勝した。

 吉田正は初回に一死一塁から右翼席に2戦連発の4号2ランを叩き込み、その後も3打席連続二塁打と4打数4安打3打点の大爆発。開幕からの不振を一気に払拭する固め打ちで完全復調を印象づけた。

 お立ち台では「先週はちょっと半泣きになっていたので打ててよかった。これからもいい時が長くなるように頑張っていきたい」と声援に応えた。

 今季から得点圏に走者を置いて打席に入る際の「チャンス動画」でマスクマンに扮して登場。黄色いダンベルを上げ下げする姿がファンに大好評で、ダンベルはグッズとしてもバカ売れだ。

 さらに球団はこの動画用に作製したメキシカンレスラーばりのマスクもグッズとして発売したい考え。特製マスクの名称は「フェイスガード・マサタカ」で、製作費は数万円。オリックスの「B」と正尚の「M」が頭部にあしらわれ、右頬の部分には吉田正が着用するヘルメットのフェースガードがデザインされている。

 しかし、これがすぐに商品化できない問題もあるという。球団関係者は「単純にコストがかかるし、かぶるとまったく顔がわからなくなるのでお客さんのセキュリティー上の問題も出てくる。かぶるのは正尚選手が打席に入るときだけにしてもらうとか、いろいろ考えないと…。慎重にならないといけない」と話す。

 発売されればプロレスファンも巻き込んで人気になるのは間違いないが…。ちょっと時間がかかるかもしれない。