ソフトバンク栗原が代打で殊勲打「やっとチャンスが来たかと燃えていた」

2019年04月13日 21時18分

10回、プロ初打点となる殊勲打を放った栗原

 ソフトバンクの5年目・栗原陵矢捕手(22)が13日、楽天戦(楽天生命パーク)でプロ初打点となる殊勲打を放った。

 延長10回二死一、三塁の好機で代打で登場し、初球を中前へはじき返して、プロ2安打目が決勝の初タイムリーとなった。7回零封のミランダ、無失点リレーの救援陣に報いる一打で、1―0勝利に貢献。チームは再び楽天と同率首位に返り咲いた。

 強肩巧打の捕手として2014年ドラフト2位で入団。16年に閉校となった福井県立春江工業出身で、3年時には甲子園に不出場ながら高校日本代表の主将を務めた。異例の経歴が物語る通りリーダーシップと人間性も魅力で球団、現場首脳陣からも大きな期待をかけられている。

 母校の歴史が途絶えた際は寂しさを募らせ「僕が活躍すれば『春江工業』の名前が出て、母校を思い出してもらえる」と活躍を誓った。正捕手・甲斐の存在もあって、なかなか出番に恵まれない中でも、今季は開幕から一軍に定着。主役の座を虎視眈々とうかがう中で「チームが勝つとうれしいけど、悔しさもあった。やっとチャンスが来たかと燃えていた」とプロ向きのポジティブな性格が殊勲打を呼び込んだ。

 プロ初打点の記念のボールは受け取ったものの、すぐに「(用具用の)ケースに戻しました」と次なるチャンスに照準を合わせる。性格的に裏表なくポジティブで、とにかく明るい22歳は母校への思いも胸に秘め、一気にスターダムにのし上がろうと鼻息が荒い。