ロッテ戦で今季初白星 オリックス・山本由伸“取材力”もすごかった

2019年04月12日 16時30分

今季初勝利を挙げた山本由伸

 オリックスの山本由伸投手(20)が11日のロッテ戦(ZOZOマリン)で今季初勝利を挙げた。初回に先制点を許しながらもその後は立て直し、1―1の9回に後藤の殊勲打で勝ち越し。8回を3安打1失点の好投で、先発として588日ぶりの白星を手にした山本は「うれしくて感動している。最後に点が入ったときは泣きそうになった。ヒーローインタビューの感じが懐かしかった」と笑顔を見せ、西村監督も「投げっぷりがいい。前回、今回の投球を見せてくれれば結果はついてくる。20歳とは思えないマウンド度胸」とべた褒めだ。

 前回3日のソフトバンク戦でも9回1安打の完璧な内容だった。その潜在能力の高さには女房役の若月も「球速も球威もすごいけど、あいつは打者のタイミングを外すのがうまい。急にクイックで投げたり、同じタイミングにならないように自分で考えている。若いのに(普通は)あんなことできない。ポテンシャルでは山岡より上なんじゃないかと思う」と舌を巻く。

 身内もほれぼれする投球術のベースとなっているのが“取材力”だ。お相手はこの日の6回に待望の今季1号を右翼席に叩き込んだ主砲の吉田正で、日頃から「打者はどんな攻められ方をされたら嫌なのか」「どんな球が打ちづらく感じるのか」と聞くことで投球の参考にしている。

 吉田正も「山本が頑張っていたし、ここまで点を取れていなかったのでよかった。(本塁打は)しっかり上から(ボールを)潰せた」とニヤリ。投打の若き主役の躍動で波に乗っていきたい。