広島が開幕4カード連続負け越しでV確率ゼロ 延長1イニング12失点は史上初

2019年04月10日 23時25分

回をまたいだ中崎は味方にも足を引っ張られて崩れた

 4連覇の夢が遠のいていく――。広島は10日、ヤクルト戦(マツダ)に3―15とまたもや大敗し、3連敗となった。

 自慢の打線は3試合で4得点と沈黙。投手陣も炎上が止まらず、2試合連続の2桁失点となり、3試合で34失点。守っても4失策を重ね、両リーグ最多の17失策だ。打てない、守れない王者に突きつけられたのは残酷なデータ。開幕11試合目にして、早くもV確率は“0%”となった。

 必死の粘りも、最後は攻守に力尽きた。試合は今季初の延長戦。3―3の10回、イニングまたぎの中崎が先頭・中村に中前打されると、ガラガラと守備の輪が崩れた。荒木の打球を処理した松山が二塁悪送球で危機を広げ、名手・菊池涼もまさかの1イニング2失策。代わった中田廉も打ち込まれて7安打を集中され、一挙12点を奪われた。延長の1イニング12失点はセ・パ両リーグを通じて初の屈辱だ。

 あまりにショッキングな敗戦に、スタンドでは泣き出すファンの姿も…。試合後のベンチ裏はお通夜のようなムードとなった。試合後の会見場に現れた緒方孝市監督(50)の目も充血して真っ赤。「こういう展開となっても、最後まで声援があった。その声援に応えるべく、全力でプレーするだけです。勝ち越すチャンスもあったが、自分もいい采配を振れなかった。明日はしっかりした采配を振るだけです」。問わず語りでファンへの謝罪と反省の句を並べた。

 開幕4カード連続の負け越しスタートからペナントレースを制した歴史はかつてない。まだシーズンは始まったばかりとはいえ、緒方カープは崖下から巻き返せるのか…。