二軍落ち 阪神・藤川球児の逆襲はあるのか

2019年04月09日 16時30分

二軍落ちした藤川の胸中やいかに

 チーム内競争が最優先か。開幕3カードを4勝5敗で乗り切った阪神・矢野燿大監督(50)が8日、再調整のため二軍落ちした藤川球児投手(38)に「特別扱いなし」の方針を示唆した。

 藤川は6日の広島戦(マツダ)で2点ビハインドの5回に登板し、プロ2度目となる1イニング2被弾と炎上。試合後に首脳陣と話し合った結果、2016年9月以来となる二軍調整が決定した。

 開幕から計3試合に投げて防御率9・00。指揮官は「球児が(抑えで)甲子園に登場するあの雰囲気をまた見たい」とエールを送りながらも、今回の措置については「アイツ自身が状態を上げたいという思いが強い。自分に対して状態を上げながら納得する球、気持ちがあると思うから(二軍に)帰ってつくるということ」と説明。再昇格時期については「そこはチームやから。全体を考えないとチームはおかしくなる」と、実績あるベテランでも「聖域なし」を強調した。

 しかし、チーム内は早々の藤川二軍落ちで心配の声が噴出している。球団幹部は「リリーフ陣を上手にまとめ上げていたのが球児。若手にも経験からくるアドバイスだけでなく、時に厳しいことを言ったりしてくれていた。不在なのはチームにとって痛い」と嘆き、選手も「まだ本調子じゃないにしても今回、何で二軍調整になったのか分からない。(開幕からの)起用法とかで思うところがあったのか、聞いてみないと分からないけど、早く戻ってきてほしいですよ」と気にかけている。

 藤川は今季、かつての居場所だった守護神に再挑戦。だが、オープン戦の不調で、現在はドリスが抑えを務めている。「シーズンは開幕だけじゃない。夏場あたりから本領発揮するのがあるべき姿」と逆襲を誓っている藤川の雄姿を、早く見たいところだが…。