巨人連敗 苦手のベイ攻略が急務

2019年04月08日 16時30分

3回に筒香の適時打を浴び、Gベンチはぼうぜん

 カープは攻略したが、ベイは…。巨人が7日のDeNA戦(横浜)で攻守に精彩を欠き、1―5で敗れた。4年ぶりに指揮を執る原辰徳監督(60)にとっては、これが今季初めての連敗&同一カード負け越しとなった。対DeNAは昨季9勝15敗1分け。5年ぶりのV奪回へ、攻略が不可欠な相手となりそうだ。

 最後の打者となった大城があえなく三球三振に倒れると、球団通算4000勝達成に沸く敵地のファンとは対照的にG党からため息が漏れた。

 序盤から主導権を握られた。2回に先発の畠が8番の大和に先制の2点適時二塁打を浴びると、1―3の5回の守備では一死一、二塁から一塁けん制が悪送球となって失点を重ねるなど、5回途中5失点で降板。攻撃陣では1番の吉川尚が3安打、1打点と気を吐いたものの、この日は2番以降の坂本勇、丸、岡本が揃って無安打に封じられた。その吉川尚も4点を追う7回二死一、三塁で二盗に失敗し、反撃ムードは完全にしぼんだ。

 試合後、原監督は「(畠は)ちょっと淡泊に見えるケースがあったね。糧にしてくれればいい。点をあげないという執念も必要だろうね」としつつ「昨日、今日と(吉川尚の)後ろがなかなか機能しなかった」と打線に奮起を促した。

 王者・広島に対して開幕戦こそ落としたが、カード勝ち越しを決めて破竹の6連勝。4年ぶりに再々登板した原監督にとって、ラミレスDeNAとは今回が初顔合わせだった。指揮官に悲壮感は見られないが「この3連戦、なかなか得点が入らない(計6得点)というね。強力な投手陣を持っているというなかで対策は必要でしょう」と総括し、筒香を中心とするベイ打線の印象については「そのへんは評論家に聞いて」と多くは語らなかった。

 ただ、DeNA攻略は避けては通れない。昨季7勝17敗1分けと4年連続で負け越した対広島がクローズアップされがちだが、DeNA戦も9勝15敗1分けと深刻だ。なかでもハマの主砲・筒香には打率3割4分8厘、12本塁打、18打点とこっぴどく打ち込まれた。今対戦では2割5分(12打数3安打)と被打率こそそこそこながら、初戦は菅野、2戦目は今村がそれぞれ一発を被弾。この日も中押しとなるタイムリーを浴び、計3打点を許した。

 封じられない筒香を巡ってはチーム内から「まだ開幕したばかりの時期なので、直球に差し込まれているフシはある。それでも、ここぞの時にはやはり勝負強い。何とかしないと…」と焦りの声も。加えて昨季本塁打王のソト、ロペス、宮崎の超強力攻撃陣が控える。宮崎は開幕から同1割7分1厘、この3連戦でも1割8分2厘と低調だったが、それでも勝ち越しはならなかった。チームスタッフも「宮崎まで波に乗ったら、いよいよ手がつけられなくなるかもしれない。早急に対策を立てる必要があるでしょう」と警鐘を鳴らした。

 もちろん、まだペナントレースは始まったばかり。単独首位もキープする形となったが、取り返しがつかなくなる前に打開策を練りたいところだ。